わけありというキーワード
最近、「わけあり」というキーワードがかつてないほど注目されています。わけありとは、若干のキズや欠損、何らかの事情のため、通常の商品としては提供できず、本来の価格より大幅に値引きして販売されるという状態をいいます。基本的に、商品の本質には問題がないので、わずかな不具合が気にならなければ、非常にお得な買い物ができるということで、消費者の人気を集めている販売形態です。近年の不景気で、消費活動も低迷しがちな中、お取り寄せグルメやスイーツ、旅行や家電、果ては不動産物件まで、わけあり商品の人気はとどまるところを知らない現状です。
今や、インターネットの各種ショップでは、大抵の場合、通常商品と並んでわけありコーナーが設けられています。わずかに形の崩れたスイーツや、表面に傷があるものの味には影響のない果物、足が一本とれかけてしまっているカニ、パッケージに若干の汚れがある電化製品などが、それぞれ勿体ないほどの大幅値引きで掲載されているのです。
そして、お買い得情報に敏感な消費者が殺到するので、わけあり商品はたいがい、あっという間に売り切れてしまいます。
また、最近では大手デパートで、お中元やお歳暮商戦で売れ残った詰め合わせギフトを解体して、破格のわけありセールを行っているようです。旅行会社では、前日や当日まで予約の入っていない宿泊プランを、わけあり商品として通常の半額前後という価格で販売しているところもあります。わけありとは、究極のお買い得の代名詞。このキーワードがついているだけで、思わず目をひかれてしまうという人も多いことでしょう。